第70回文化祭 製作物まとめ
お久しぶりです。文化祭から3か月経ち、先月我々物理部無線班は夏合宿に行ってまいりました。物理部無線班の合宿は、自然豊かな場所に行ってキャンプや山登りをすることで部員の結束力を高めると同時に、電子機器の持ち込み禁止などで電気を極力使わない生活を送ることによって、普段使っている電気のありがたみを知るというコンセプトの下で毎年7月下旬に行っています。今年は長野県の聖高原キャンプ場にお世話になりました。四泊五日の合宿を通して部員全員が各学年の仕事を全うし、一人ひとりの成長も見られたので、個人的にはとても楽しく有意義な合宿になったと思っています。
さて、前述しました通り文化祭から3か月もの月日が経ってしまいましたが、今回の記事は2017年度文化祭の製作物のまとめです。今年の文化祭では20以上のロボット系、ゲーム系、コンピューター系などの製作物を展示し、様々なコメントをいただきました。ノートに書いてくださった方も、直接伝えてくださった方も、ありがとうございました。
それでは早速紹介していきます。
ロボット系:
二足歩行ロボット
この二足は人と同じように重心を足の上まで移動させることによってバランスよく転ばないように歩いています。この歩けるようになるまでの調整が難しいそうです。また動画には映っていませんが、コントローラーが無線なので遠くからでも操作できます。
三足歩行ロボット
この世に三足で歩く動物は十中八九存在しませんが、存在しないものをロボットで作ってみたものがこちらの製作物となります。歩行の方法はおそらく説明するより動画を見ていただいた方が早いです。SF作品に出てきそうでかっこいいです。
あいさつロボット
親機と子機が合体して爽やかな挨拶をしてくれます。子機一号は上部についているモーターを回すことによって走行できます。また回す方向によって進行方向も変わります。子機二号は赤外線センサーがついており、人を感知すると動き始め、机から落ちそうになると自動的に止まります。どちらもかわいいです。
お絵描きロボット
このロボットを使うより手で書いた方が速くて正確なのでは、と毎回思ってしまいます。楽をして物を書きたいという夢とロマンが主電源です。文化祭の時点では手動ですが、AIを搭載して絵をかかせてみたいです。
亀形ロボット
22世紀から来る某ロボットの遠い親戚かもしれません。動きと目つきが亀そっくりでかわいいです。歩くついでに産卵ができます。たくさん作って浜辺を歩かせたいです。
動く炊飯器
焼き肉をしていてご飯のおかわりが欲しくなったときに、リモコン一本で炊飯器を操作して手元に持ってきて、ふたを開けることのできる画期的な製作物です。唯一の欠点といえばご飯が炊けないことくらいでしょうか。一家に一台あると非常に便利です。
スワンボート
色々くっついていますが、一応スワンもついていますので名前はスワンボートです。動画の後半の景色はスワンボートにスマホを乗せて水上を走らせた時のものです。スマホが池に落ちないかひやひやしながら航行させていました。結局浸水はしましたが落ちたりはしませんでした。
コイルガン戦車
毎年見かける兵器シリーズです。この戦車はBB弾とコイルガンを発射することができます。コイルガンには200V以上の高電圧を使用しており、弾はアルミ缶を貫通することができます。物無の最終決戦兵器です。
ゲーム系:
中一ゲー
物理部無線班に入部した中一が必ず製作することになるのがこの中一ゲーです。
中一ゲーとは74LSという論理回路のつまったICを大量に使用して中学一年生が製作するゲームのことです。中一がゲームの構想を練り、中三がそのゲームの回路図を設計し、中一が設計した中三の指導の下で製作します。
ゲームの種類はシューティングから避けゲー、宝探しやモグラたたきなど様々です。
FPS対戦シューティングゲーム
Unityを使って製作したFPSシューティングゲームです。インターネットを使ってマルチプレイができます。敵を制限時間内により多く倒した方のプレーヤーの勝ちとなります。またAndroid端末にインストールすることでVRモードでプレイできます。
でんでんコンバーター
制限時間以内にメーターを足踏みして増やしていくゲームです。赤いLEDが光るとゲームクリアです。動きが足踏みではなく貧乏ゆすりに近い気がしますが恐らく気のせいでしょう。因みにこの製作物、構想から実際に製作が始まるまで4か月くらいかかっています。
コンピューター系:
ニキシー管時計
ソビエト連邦が50年ほど前に生産していた、数字を表示するディスプレイの一種であるニキシ―管を使用した時計で、オレンジ色に光る数字が特徴的です。実際に目で見ると動画のようなちらつきはあまり感じません。某ゲーム(アニメ)に影響されて作りました。
今回紹介する製作物は以上です。製作物の動画は全て同輩のK君が作ってくれました。ありがとうK君!
因みに文化祭で販売しました回路図集には全ての製作物が、製作者の詳しい説明&シュールなストーリーつきで掲載されています。物無のホームページでも閲覧することができますので、ぜひご覧ください。今年の回路図集は部活の紹介つきです。